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遠音別岳(1330.4m) 2018.3.24-25

根北峠以東を知床というが、遠音別岳からが世界自然遺産のよう。
この山の東西に原生自然環境保全地域が広がり、多くの湖沼群を有し、原始性が高い。
また、東側の切り立ったバッドレス…と魅力的な山だ。

この山には、2012.4.15にオペケプから一度登っている。
ウトロ側からは十分日帰りが可能で、朝日を浴びて登り、夕日に向かって下山した。
それはすばらしい1日だった…が如何せん、こちら側からのこの山はダラダラと登り続け、
丸い丘を登り詰める感じで面白みに乏しい。
もちろん山頂からの展望はすばらしかったが、肝心のバッドレス(東壁)が見えない↓
いつかそのうちかならず羅臼側からと思いながらも、未踏の山を優先してきた。
東岳、羅臼岳南西ルンゼ、知円別岳、知床岳、知西別岳・天頂山…を終え、そろそろ出番!

▲遠音別岳(1330.4m)
~春刈古丹川ルート

数日前から、天気予報と睨めっこな日々…土曜日は全道的に良さそうだ!
日曜日は、好転したり、また悪化したり…いずれにしても土曜日ほどはきたいできないかもな~
と金曜日勤務を終えて、いざ東へ!

長い林道を歩き、緑栄橋から右へ入るルートが通常多いようだが、シートラで出鼻から疲れるのもどうかと思うし、
多分SBはないだろう。ということで尾根ルートをとることに。

1日目
清里町らへんを走ると遠くに知床連山が真っ白に浮かぶ。が、斜里岳も海別岳もこの時期にしては黒い↓
根北峠を下り、古多糠方面へと左折するとやがて前方に遠音別岳の白い三角が否応にも目に入ってくる。
遠1
春刈古丹川を渡ってすぐに左の道を入ると間もなく鮭鱒孵化場がある。雪はなく林道ゲートまで入ることができた。
ゲートにはガッチリと南京錠がかけられ、ここから歩くしかない。
遠2
スキーで歩き始めたが、すぐに途切れシートラ。15分程度で取りつき尾根に到着。
何かの捕獲ワナだろうか?(羆?鹿?)檻が2個設置されていた。
遠3
薄暗い急斜面を北側に巻くように標高を上げ、尾根上を目指す。
遠4
300mの台地状の尾根からは絶景が広がる。ここを歩くだけでもこのルートの価値はあると思う!
羅臼岳に見とれるY
遠5
羅臼岳、南西ルンゼが白くつながっている。峠も今頃開いたらいいのにな~
遠8
もう少し進むと…遠音別岳(左)~1275峰(右)が広がる。Yも今日は世界遺産の一部 笑
ここで昼間っから飲めたら最高だな~!!
遠9
地形図上の点線道のあたりまでくると何やら看板。やつがグンとでかくなる。
遠10
次の300m台地から左の沢へ…一旦240までトラバース気味に下降する。
遠11
270で春刈古丹川に出合う。ここで渡れればよいのだが…SBの気配はまったくない。
そのまま左岸をダラダラ、グニャグニャ、キョロキョロと350まで辿るも崖地形にぶつかり立ち往生。
遠12
やむなく、330まで戻り、一か八かで沢へと降りる。右足が少し濡れた(Y)↓
こんなことならもっと手前で裸足でわたりゃー良かった…なんだかんだで30分を要してしまう 涙
遠13
14:30少し早いが…440に比較的平坦なところを見つけテント設営。南東尾根669峰の岩塔が猫山を思わせた。
遠14
春の日差しはまだまだ暖かく、シールを乾かす。
遠15
アルコールもほどほどに明日に備えてとっとと眠る。夜中、トイレに目覚めると満天の星…これは案外明日もいいかも!
遠16

2日目
どんより空に小雪が舞っている。おはようの声にもイマイチ力が入らず…
遠21
690で尾根にのるも目指す山はまったく見えず、風も出てくる。それでもまだこのときは850台地方面は見えていたのだが…
710から斜度がきつくなり始めるとガリガリの上にのった腐れた新雪がズルズルと落ちる。
安全を期して、アイゼンに履き替えた。
遠22
ドンドン視界は悪化し、風が強くなってくる。
遠23
830~40付近の平坦な台地で進退を検討…
この先は急な尾根になる。左からの強風。右にはバッドレス。そして何も見えない。
結論は撤退!またこよう!
遠24
しばらくはアイゼンのまま、シートラで下る。
遠26
そのうち雪もついて、小吹雪模様。
遠27
テントを撤収しつつ下降の戦略を練る。春刈古丹右岸尾根に向かって、トラバース気味に徐々に標高を上げることに!
500で右岸尾根にのり、下の川を見下ろして唖然!流れはゴーゴー↓
遠28
やむなく飛び石伝いに渡るも撃沈↓あと一歩というところで…
昨日より標高で約100m上げてみたが、やはりSBは見当たらない。
遠29
300台地までもどると…山あるある といえばそれまでだが…晴れ渡っているではないか…
ラサウの牙
遠30
ウン、またこよう。いいところ間違いなし!


興味のある方は…

ログ
遠音別岳log

タイム
1日目
10:00 林道G→10:17 取付→12:32 300TRV下降→13:08 265春刈古丹川出合→13:20 SB探し(320~350~330)渡渉 13:51→
14:25 445BC /4:25
2日目
6:38 BC→8:24 750、シーデポ&アイゼン 8:39→8:52 830、強風・視界不良により撤退→9:00 下山開始→9:57 BC、撤収 10:40→11:12 470、渡渉 11:28→12:18 往路出合(春刈古丹左岸245)→(登返)→12:49 尾根上300→14:13 林道出合、シートラ→14:29 車 /7:51 /総行動時間12:16

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Y-zawa

高さにかかわらず、道のあるなしにかかわらず、北海道の山を年がら年中登っています。はじめて見る景色に感動したり、ちょっとガッカリしたり…